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「大しめ縄」が新しく奉納されました!

2年ぶりに大しめ縄を新しく掛け替えました

小樽龍祭會の方々が、新しいしめ縄を奉納して下さいました。

奉納された大しめ縄は、

しめ縄の長さ:6.5m

しめ縄の重さ:250kg

中央の直径 :42cm

小樽龍祭會の谷川修二ご夫妻が、材料の仕入れ、準備、3ヶ月をかけて基礎作りをしてくださいました。

その後、小樽龍祭會の方々が10数名で編み込みを行い完成しました。

翌日、クレーン車で吊り上げ、掛け替えが終了しました。

注連縄(しめなわ)とは、

神聖な区域(聖域)とその外を区分するための結界をあらわす神祭具で、紙垂(しで)と呼ばれる紙をつけた縄のことです。

注連縄の形式によっては縄の下に七本、五本、三本の藁を垂らし、

標縄、〆縄、七五三縄などとも書かれます。

注連縄は、神域と現世を隔てる結界の役割を持ちますが、

神社の周り、あるいは御神体を縄で囲い、その中を神域としたり、厄や禍を祓ったりする意味もあります。

御霊代(みたましろ)・依り代(よりしろ)として神様がここに宿る印ともされています。

また、神域と俗世の二つの世界の端境や結界も表しており、禁足地の印にもなります。

例えば、巨石、巨樹、滝などにも注連縄が張られ、禁足地とされているところもあります。

また日本の正月に、家々の門、玄関、出入り口、また、車や自転車などにする注連飾り(最近はほとんど見られませんね)もあり、厄や禍を祓う結界の意味を持ちます。

注連縄の起源は、

記紀神話(古事記・日本書紀)に表れています。

古事記では、天照大神が天岩戸に籠(こも)って世界が暗くなったとき、神々は相談して岩戸の前で、天宇受売命(アメノウズメノミコト)に舞を舞ってもらいました。

天照大神が不思議に思い、岩戸から出た時に、二度と天岩戸に入れないよう岩戸に「尻くめ縄(しりくめなわ)」を張りました。

この時、慌てて縄をなったため縄尻を断つ暇がなく、それを込めたままになってしまいました。

「しりくめなわ」は、尻(端)を切らないで垂らしておく縄のことです。

実際には、注連縄の「しめ」とは「占める」ことを指し、縄が神域と俗界を分けるものであることを表します。

このように、注連縄は出入り禁止のしるしであり、神聖な場所の標識です。

また、「しめなわ」に「注連縄」の文字が当てられたのは、中国では死者が出た家の門に注連(ちゅうれん)と呼ばれる縄を張り、故人の霊が再び帰ってこないようにした風習がありました。

これが門に縄を渡すさまや、霊的な結界であることが日本のしめ縄と似ているのために、この字を当てたようです。

注連縄の形状、

一文字、大根締め、ゴボウ締め、輪飾りなど色々な種類の形式があります。

一文字:端から端まで同じ太さの注連縄、

大根締め:両端がつぼまっている注連縄、

ゴボウ締め:片側のみが細い注連縄、

縄の綯(な)い方には右綯いと左綯いがあります。

左綯いの縄は、右が綯い始めになっており、太い方が綯い始めです。

神様から見て左が上位、右が下位となりますから、

神棚に向かって右が太い方、左が細い方となります。

ただし、異なる例もあり、出雲大社では本殿内の客座五神の位置から左方を上位とする習わしがあり、

右綯いの縄(左が太く綯い始めになっている縄)が用いられています。

私の座右の銘、

「縄」に関連する古事成語があります。

「禍福(かふく)は糾える(あざなえる)縄の如し」です

簡単にいうと、不幸と幸福は交互にやってくる、という意味です。

とても単純な内容のようですが、非常に重要な「心構え」となる格言だと思っています。

たとえ今、不幸のどん底にいても、やがて必ず光が差してくると信じることが重要だと思っています。

そう信じることで、人生を諦めず、前を向いて歩き出すことができると思います。

そうは言っても、何度やってもうまくいかない場合があります。

しかし地道に頑張ることには、大きな意味があると信じています。

トーマス・エジソンの有名な言葉に、

「私は失敗したことがない。ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。」というのがあります。

「失敗」したという事を、「うまくいかない方法」を発見した、と考え、

今度は違うアプローチをしてみよう、と前向きに進んで行ったのですね。

逆に、今とても順調であっても、いつまでも続くことはないと考え、

奢(おご)らずに、気を引き締めたり、

悪くなった時の備えをしなければいけないと思います。

平家物語に出てくる、

「盛者必衰(じょうしゃひっすい)のことわり」とは

栄華を極めている者も、必ず衰えるときがある、ということです。

現在の状況は、

新型コロナ感染の拡大により、不安にさいなまれたり、経済的にも大変厳しい状況にいる方が多いと思います。

しかし、必ず乗り越えられると信じて、前に進むことが大切だと思います。

難しいかも知れませんが、「ピンチをチャンスに変えるぞ」という気持ちで頑張ることが必要だと思います。

もしそう考えられたら、もうすでに大きな一歩を踏み出したと考えていいと思います。

龍宮神社でも、

2年連続で「例大祭」が中止となり、

私達を守り、恵みをくださる神様への感謝の意識を思い起こすこと、

お神輿やお神楽など、伝統文化の維持や継承すること、

地域とのつながりや、人と人との絆を感じること、

などができないのではと、大変憂慮しています。

歴史ある神社の護持運営に関しましても大変厳しい状況が続いています。

しかし、こういう時だからこそ、色々なアイディアを考えたり、様々な挑戦をして行くことが大切だと思います。

みなさん、希望を持って、頑張っていきましょう。